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子どもの発熱の原因の多くは感染症。発熱でウイルスの増殖が抑えられ抗体の産生は高まり病原体を攻撃する白血球の機能も高まる。

@ 子どもの発熱の原因の多くは感染症です。この時に体から発熱物質というものが産生されます。

A この発熱物質が脳に働いて、体温の温度設定が上昇し、発熱します。

B 発熱したことで、ウイルスの増殖が抑えられ、抗体の産生は高まり、病原体を攻撃する白血球の機能も
高まります。

C 結果的に感染症は治って行きます。

発熱とは、本来感染症を治そうとする好ましい反応なのです。

D 熱自体が脳障害を起こすことはありません。また、 熱が高ければ高いほど病気が重いというわけでもありません。

発熱には、好ましくない側面もあります。
熱が出ると、倦怠感が出てぐったりします。
熱の上がり際には、手足が冷たく顔色は蒼白く、寒気がして震えます (悪寒戦慄) 。 うなされたり、訳の分からないことを口走ること (熱せんもう) もあります。
また、日本の子どもの約8%に熱性けいれんが起こると考えられています。
夜暗くなってから発熱することも多く、まわりに相談もしづらく、つらそうな子どもを見ると、急に不安や心配がつのります。
熱が恐怖にも感じられます。
発熱による弊害に対して、ケアをすることが必要になります。
熱が気になったらおでこを触ってみるとか、顔がほてって来てないか、寒気がしてないか観察して、疑わしければ実際に熱を計ってみればよいでしょう。

38℃あれば風邪か何か病気の発症を考えましょう。

37℃台の微熱の場合は、その後も時間を開けて繰り返し計ってみてください。
だんだん体温が上がってこないか、ほかの症状がないか見ていて下さい。