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風邪とは、鼻やのどの粘膜に病原体 (多くの場合ウイルス)がとりついて炎症を起こしたことを言います。

風邪とは、鼻やのどの粘膜に病原体 (多くの場合ウイルス)がとりついて炎症を起こしたことを言います。

ウイルスの種類はたくさんあるので、繰り返し風邪をひきます。

風邪をひいたら安静、水分補給、保温を心がけて下さい。

食欲があるときには消化の良いものをとらせて下さい。

熱は普通2〜3日で下がっていきます。

熱が5日も出ているというと、小児科医は気管支炎や肺炎などの可能性やほかの病気を疑っていきます。

風邪薬はウイルスを退治するものではなく、症状を緩和するために使います。

インフルエンザはインフルエンザウイルスの感染症で、12月〜3月ころに
流行します。

ほかの風邪よりも症状がはげしく、熱は40℃くらいの高熱が出ます。

診断には簡単で迅速に結果のわかる検査が参考になります。

検査は発熱して1日くらいたったころに行うのが良いでしょう。

そして対症療法の風邪薬や抗ウイルス薬、安全性の高い解熱剤を処方します。

熱は数日続いた後にいったん下がったかに見えて再び高熱が出ることもあります。

さらに肺炎や中耳炎を併発してくることもあり、経過が長引くようなら小児科医はこれらを疑って診察します。

また、重篤な合併症であるインフルエンザ脳症では、意識が失われたり重篤なけいれんがおこります。

重い後遺症が残ったり生命の危険が懸念されます。

よって、小児科医はインフルエンザの子どもにけいれんが起こると、それが単なる熱性けいれんかインフルエンザ脳症か緊急な判断が求められます。

けいれんが長引いたり意識が戻ってこないようなら、
早急に検査を進めて診断し、集中的な治療が開始されます。
(インフルエンザも参照して下さい)