スマートフォンサイト
「子どものホームケアの基礎」のスマートフォンサイト。 子どもさんが具合の悪いときなど、枕元でご覧いただけます。 音声の読み上げも、アプリのインストールで出来ます。
QR

意識が完全に失なわれると、刺激しても反応しなくなり脱力してぐったりします。意識が自然に回復するのを見守って下さい。

意識が完全に失なわれると、刺激しても反応しなくなり脱力してぐったりします。
顔から表情がなくなり口は半開きでよだれをたらすでしょう。

例えるなら、「行き倒れの人」とか「KOされたボクシングの選手」のような感じとなるでしょう。

一見、瀕死の状態に見えて胸騒ぎがします。意識がもうろうとしている状態では、反応が乏しくなります。
どこを見ているのか視線が合いません。
不自然な言動や身づくろいのような身振りをすることもあります。
例えるなら、「ボーッとしながらうろつきまわる夢遊病者」とか「わけのわからないことを叫んだり不自然な行動をするような、狐に憑かれた人」といった感じです。
これから何をしでかすか予想もつかず、恐ろしく感じられます。


まずは原因が何か早急に判断して下さい。
てんかんでこのような発作を起こすことはよくあります。
事前に診断されていればあわてる必要はないでしょう。
熱性けいれんも、必ずしもけいれんを起こすわけではなく、意識障害として見られることもあります。

いずれも意識が自然に回復するのを見守って下さい。

原因が事故、けが、中毒であれば、ただちに救急車を要請して下さい。
不自然な行動に対しては、無理やり床に押し付けて抑制しても、かえって抵抗して暴れます。そばに付き添っていて下さい。

もし、歩き回ってストーブに近づいたり、階段や窓のほうに歩いていくなど危険が予想される場合は、本人の前に立ちはだかって穏やかに歩く方向を安全なほうに変えてあげて下さい。

そして、だんだん意識が回復してくる 様子を観察していて下さい。
ホーム > けいれん.てんかん > 非けいれん性発作(意識減損発作)