スマートフォンサイト
「子どものホームケアの基礎」のスマートフォンサイト。 子どもさんが具合の悪いときなど、枕元でご覧いただけます。 音声の読み上げも、アプリのインストールで出来ます。
QR

突発性発疹は感染症で、一歳前の乳児に好発。高熱は約3日間持続した後に解熱。発疹が体幹に出現します。

突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6、7による感染症で、一歳前の乳児に好発します。子どもにとって生まれて初めての発熱であることが多く、急激に39〜40℃の高い熱が出ます。

子育てに慣れていないと、心配で病院に駆け込むことになります。やむを得ないことだと思います。
しかし、子供の様子自体は比較的良好で、高い熱にもかかわらず機嫌も悪くなく元気もあります。

母乳もいつも程ではないにしても、飲めています。少しウンチがゆるくなっていることがあります。
風邪症状はあっても大したことはありません。
これらの状況から小児科医は、何らかのウイルス感染症を考え、中でも突発性発疹を疑います。

しかし断言は出来ません。全身状態の悪化がないか注意しながら経過が過ぎるのを観察します。
安静、消化のよい栄養、吸収のよい水分、具合によって解熱剤を用います。
突発性発疹の高熱は、約3日間持続した後に解熱します。


熱と入れ替わるように発疹が体幹に出現します。手や足、顔にも広がったりします。直径数ミリの薄い紅色〜濃い黄土色の発疹が無数に出てきます。
多すぎて隣同士くっつきます。
この時少し不機嫌 になるかも知れませんが心配ありません。
2〜3日であとかたもなく消失して治癒します。
解熱とともに発疹の出現が観察されれば突発性発疹と診断できます。
一般的に予後良好な疾患です。

熱が出ている時は、お風呂に入れてあげられないので身体をやさしく拭いてあげて、お尻は汚れやすいので、たらいにはったお湯に浸けて洗って下さい。

突発性発疹の高熱で熱性けいれんを起こすこともあります。適切に対処して下さい。万が一、長引く時(けいれん重積)は救急車で病院に運んで下さい。