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子どもの発達の障がいは一人ひとり異なり、それぞれがどの障がいをどの程度、どんな組み合わせで持ち合わせているか見きわめる必要があります。

子どもは年齢とともに発達します。
よって、発達の障がいに気が付かれる年齢は、その障がいの種類によって大まかに決まっています。
つまり、年齢がすすんでからでないと遅れが分からないものがあります。
ですから、子どもの発達は長い目で経過を見ていく必要があります。

乳児期には、障がいの程度が重い場合に診断されます。
とくに運動発達は見た目にわかりやすいので、乳児期に気付かれることが
多いでしょう。
重い脳性麻痺や、運動障がいと知的障がいを重度に合併する重症心身障害児などが挙げられます。
医療機関では発達障がいの原因になった疾患の治療と機能を伸ばすための訓練が検討されます。
3才ごろまで (幼児期前半) には、知的障がい、自閉症、脳性麻痺やその他の運動発達障がい、言葉の遅れなどが次第に明らかになります。
しかし、注意してみていると1才未満でも発達障がいの特性が見られていることもあります。

最初は発達の遅れが目立たないので、自分の子が何となく変だと思ってもそのまま家庭で様子を見ていたり、健診で様子をみましょうと言われたり、男の子だからだろうなどと言われます。

3才ごろになってもなかなか他の子との差が埋まらないと、いよいよ心配になることでしょう。
児童相談所で相談したり、病院を受診します。

病院では聴力検査や脳に関する検査を行います。
難聴が見つかれば、補聴器や耳鼻科的な治療と言葉の訓練が検討されます。
聴力に問題がなければ小児科で発達の評価が行われ、発達障がいの診断とその原因 (疾患、環境要因の有無)、治療が検討されます。

5〜6才ごろ (幼児期後半) になると、高機能自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障がいなどの子どもたちは、保育園、幼稚園、小学校など集団生活での不適応や不適切な行動が目立ったりします。
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