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不注意,話を最後まで聞いていられない,うわの空,覚えていらない,忘れ物が多い,やりっ放し,物が片付けられない,忘れん坊,やる気がない,じっとしていられない,落ち着きがない,おしゃべりし続ける,待つことができない,行儀が悪い,しつけがなっていない,お調子者,はみ出し者,かんしゃく,直情タイプ,激情タイプ、自己中、わがまま、自分勝手、気分屋、かんしゃくもち

子どものホームケアの基礎 ホーム > 子どもの発達障害 > 注意欠陥多動性障がい(ADHD)
スーパーなどで、親がいくら注意してもじっとしていられず、うろちょろうろちょろして何回も親から叱られている子、お菓子のコーナーの前で欲しくなったものを買ってもらうまで大泣きして駄々をこねる子を時々見かけます。

注意欠陥多動性障がいかもしれません。

注意欠陥多動性障がいは発達障がいの一つで、不注意、多動、衝動性の特徴から診断されます。

それぞれの特徴から、右下の図表に示したような行動の問題が発生します。

不注意とは、一つのことに注意し続けることが困難で、ちょっとしたことで外のことに気がそれてしまいます。
じっと人の話を最後まで聞いていられません。
次々にほかの事に気が引かれ、うわの空になり、言われたことも覚えていられず、忘れ物をしてしまいます。
一つのことを終わらせる前に別のことに気が向いてしまい、前のことが中途半端なまま次のことを始めてしまいます。
どんどんやりっ放しが積み重なっていきます。
だから、ものが片付けられません。
そこつ者、忘れん坊、やる気がないなどと評されてしまいます。

多動とは、とにかくじっとしていられず、落ち着きがありません。
過剰におしゃべりし続ける、待つことができないなどの面もあります。
次々と興味が引かれたことを次々に実行に移すので必然的に多動になります。
友達の誘いに乗ってつい騒ぎすぎてしまいます。
行儀が悪い、しつけがなっていない、お調子者、はみ出し者などと評されてしまいます。

衝動性とは、思い立ったらそれを抑えることが困難です。
周りの状況などお構いなしに即座に行動に移してしまいます。
わきあがる感情を抑えることが苦手です。
些細なことでかんしゃくを起こしたり、友達と衝突します。
直情タイプ、激情タイプ、ジコチュー、わがまま、自分勝手、気分屋、かんしゃくもちなどと評されてしまいます。

これらのことで、両親も先生もほとほと手を焼きます。
行儀が悪い、しつけがなっていない、やる気がない、手がかかって目が離せない悪い子、問題児の烙印を押されてしまいます。

とかく本人や親の問題にされがちですが、実は中枢神経系の発達の障がいが原因であろうと考えられています。

実際には本人自身が一番戸惑っているのです。
中枢神経を刺激する薬剤が効果的で、対症療法として用いられています。
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