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自閉症スペクトラム障がいや注意欠陥多動性障がいの子どもは、まわりの人に理解されにくく誤解を受けやすい

子どものホームケアの基礎 ホーム > 子どもの発達障害 > 発達障がいの対応のポイント
自閉症スペクトラムや注意欠陥多動性障がいの子どもは、まわりの人に理解されにくく、逆に誤解を受けやすいものです。

早期に正しい診断を受けて、子どもの発達の特性を理解した上で、適切で一貫した支援をして育てることが非常に重要です。

子どもの適切なかかわり方の要点がいくつかあります。

○気が散らないように刺激が少ない環境にする。

○場所の意味が理解しやすいようにする。
勉強する机と食事する机を別々にするなど。

○言葉で指示を出す時は、短く具体的にする。

○言葉だけでなく、絵や写真など視覚に訴えるものも併用して指示を出す。

○予測、見通しがつきやすいように、スケジュールをあらかじめ決めて予告しておく

○活動の終わりと始まりをはっきりさせる。

○好きなこと、興味のあるもので、子どもができることを広げていく。

○否定的な言葉を避け、ほめる、励ます、期待を表明する言葉かけを行なう。

○いろいろな活動を通じて成功体験を増やし、自尊感情を育てる。

以上の他にもまだあるでしょう。
これらのポイントは、定型発達の子どもにとっても有用です。
そればかりでなく、一般の社会のいたるところで実践されていることでもあります。
発達障がいの子にはとくに意識して配慮する必要があるということだと思います。

いろいろと参考になる本も出版されています。
発達障がいの特性、実証された対応の方法や具体的な成功例が示されています。
それをもとにして、各々の子どもにあった接し方を両親や学校の先生、医師、セラピストなどが協力して考えていくのがよいでしょう。
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